第三種冷凍機械責任者試験問題!! 過去問と解答 平成27年度 保安管理技術(問1~問10)
第三種冷凍機械責任者試験問題 過去問と解答
平成27年度 保安管理技術(問1~問10)
の過去問と解答 です。
次の各問について、正しいと思われる最も適切な答をその問の下に掲げてある(1)、(2)、(3)、(4)、(5)の選択肢の中から1個選びなさい。
問1 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍の基礎的事項について正しいものはどれか。
イ. 冷媒は、冷凍装置内で熱が出入りして状態変化する。冷凍装置内の各機器における熱の出入り前後の冷媒の比エンタルピー差と流量がわかれば、各機器における出入りの熱量が計算できる。
ロ. 冷凍装置の圧縮機の軸動力を小さくするためには、蒸発温度を必要以上に高くし過ぎないこと、凝縮温度を必要以上に低くし過ぎないことが必要である。
ハ. 冷凍装置は、それの冷却の温度や目的、冷却対象などに応じて、種々の冷媒が使い分けられているが、それぞれの冷媒の性質に見合った、機器の選定と配管の工夫が必要である。
ニ. 冷凍装置の機器の耐圧強度が十分であっても、装置の操作ミスによって異常高圧になり、装置が破壊することもある。
(1) イ、ロ (2) ロ、ハ (3) ハ、ニ (4) イ、ロ、ニ (5) イ、ハ、ニ
→答はこちらをクリック
問2 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、熱の移動について正しいものはどれか。
イ. 冷媒液が圧力降下するときに、液の一部が自己蒸発する際の潜熱によって、冷媒自身の温度が下がる。
ロ. 使用する冷媒が同じであれば、蒸発器のおける冷凍効果の値は、凝縮温度、蒸発温度、膨張弁手前の冷媒液過冷却度、蒸発器出口の冷媒蒸気過熱度などの冷凍サイクルの運転条件によって変わらない。
ハ. ヒートポンプサイクルは、圧縮機での圧縮動力に相当する熱を蒸発器で取り入れた熱とともに、凝縮負荷として凝縮器から放出される熱を利用する。
ニ. 蒸発温度が-30℃よりも低い低温用冷凍装置では、二段圧縮冷凍装置を使用することが多い。
(1) イ、ロ (2) ロ、ハ (3) ハ、ニ (4) イ、ロ、ニ (5) イ、ハ、ニ
→答はこちらをクリック
問3 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍能力、動力及び成績係数について正しいものはどれか。
イ. 圧縮機の冷凍能力は冷媒循環量と比エンタルピー差の積で示されるが、蒸発温度が低下すると比体積が小さくなり冷媒循環量が大きくなるので冷凍能力は大きくなる。
ロ. 凝縮温度を高く、蒸発温度を低くして運転すると、圧縮機の全断熱効率が大きくなり、圧縮機駆動の軸動力は大きくなる。
ハ. 蒸発温度を低くして運転すると、圧縮機の断熱効率が小さくなり、体積効率も小さくなるので冷凍装置の成績係数は小さくなる。
ニ. 理論ヒートポンプサイクルの成績係数の値は、同一運転温度条件における理論冷凍サイクルの成績係数の値よりも常に1の数値だけ大きい。
(1) イ (2) イ、ロ (3) ロ、ハ (4) ハ、ニ (5) イ、ハ、ニ
→答はこちらをクリック
問4 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒およびブラインについて正しいものはどれか。
イ. 非共沸混合冷媒液が蒸発するときは、沸点の高い冷媒が早く蒸発する。
ロ. 塩化ナトリウムブラインは、食品に直接接触する場合に使用することがあるが、金属に対する腐食性が有機ブラインよりも強い。
ハ. 圧縮機の単位吸込み体積当たりの冷凍能力を体積能力といい、その単位はKJ/m3である。
ニ. R134aとR410Aはともに単成分冷媒である。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) イ、ニ (4) ロ、ハ (5) ロ、ニ
→答はこちらをクリック
問5 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、圧縮機について正しいものはどれか。
イ. 冷媒蒸気の圧縮方法は、容積式と遠心式に大別されるが、容積式のほうが多くの形式がある。
ロ. アンモニアは銅に対して腐食性があるが、アンモニアが電動機巻線を侵すことはない。
ハ. 圧縮機のピストンに付いているコンプレッションリングが摩耗しても、体積効率は変わらない。
ニ. インバータは、圧縮機駆動用電動機への供給電源の周波数を変化させるもので、圧縮機回転速度を限定された範囲内で無段階に近い調節を行うことができる。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) イ、ニ (4) ロ、ハ (5) ロ、ニ
→答はこちらをクリック
問6 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、凝縮器について正しいものはどれか。
イ. 横型シェルアンドチューブ凝縮器の冷却管としては、フルオロカーボン冷媒の場合には銅製のローフィンチューブを使うことが多い。
ロ. 冷却管の内面に水垢が付着すると、水あかは熱伝導率が小さいので熱通過率の値は大きくなる。
ハ. 凝縮器に不凝縮ガスが混入すると、冷媒側の熱伝達が悪くなって、凝縮圧力が上昇する。
ニ. 空冷凝縮器は、冷媒を冷却して凝縮させるのに、空気の顕熱を用いて冷却する凝縮器である。
(1) イ、ロ (2) イ、ニ (3) ロ、ハ (4) ハ、ニ (5) イ、ハ、ニ
→答はこちらをクリック
問7 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、蒸発器について正しいものはどれか。
イ. 大きな容量の乾式蒸発器は、多数の伝熱管を持っているので、これらの管に均等に冷媒を送り込むのにディストリビュータ(分配器)を取り付ける。その設置場所は、蒸発器の冷媒の出口側である。
ロ. 水やブラインなどの液体を冷却する乾式蒸発器は、一般にシェルアンドチューブ形が用いられる。
ハ. フルオロカーボン冷媒を使用する満液式蒸発器では、蒸発器に入った油の戻りが悪いので、油戻し装置が必要となる。
ニ. プレートフィンコイル蒸発器のフィン表面に霜が厚く付着すると、空気の通路が狭くなって風量が減少し、蒸発圧力が上昇する。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) ロ、ハ (4) ロ、ニ (5) ハ、ニ
→答はこちらをクリック
問8 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、自動制御機器について正しいものはどれか。
イ. キャピラリチューブは固定絞りであるが、蒸発器出口冷媒の過熱度制御もできる。」
ロ. 蒸発圧力調整弁は、蒸発器の出口配管に取り付けて、蒸発器内の冷媒の蒸発圧力が所定の蒸発圧力以下に下がるのを防止する。
ハ. 吸入圧力調整弁は、圧縮機の吐出し配管に取り付けて、圧縮機吸込み圧力が設定値よりも上がらないように調整する。
ニ. 凝縮圧力調整弁は、空冷凝縮器の出口配管に取り付けて、凝縮圧力を所定の圧力に保持する。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) イ、ニ (4) ロ、ハ (5) ロ、ニ
→答はこちらをクリック
問9 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、附属機器について正しいものはどれか。
イ. 液ガス熱交換器は、圧縮機吸込み蒸気を適度に過熱させる。
ロ. 低圧受液器は、冷媒液強制循環式冷凍装置で使用され、冷凍負荷に応じて液面が変化するが、液面位置に制御は必要ない。
ハ. 油分離器は、すべての空調装置の圧縮機出口側に設けられなければならない。
ニ. 液分離器は、蒸発器と圧縮機の間に設け、圧縮機に冷媒液が吸い込まれるのを防止する。
(1) イ、ロ (2) イ、ニ (3) ロ、ハ (4) イ、ハ、ニ (5) ロ、ハ
→答はこちらをクリック
問10 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒配管について正しいものはどれか。
イ. フルオロカーボン冷凍装置の吸込み配管では1m/s以下の流速にし、油が確実に圧縮機に戻るようにする。
ロ. 液流下管を冷媒液が流下しやすくするための方法の一つとして、凝縮器と受液器の間に均圧管を設ける。
ハ. アンモニア冷凍装置の配管には、銅及び銅合金を用いることができない。
ニ. 横走り管の途中にはUトラップを設け、冷媒液を保持するようにする。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) イ、ニ (4) ロ、ハ (5) ロ、ニ
→答はこちらをクリック第三種冷凍機械責任者試験問題の過去問と解答はダウンロードも出来ますのでプリントして勉強するのも非常にオススメです。
(→第三種冷凍機械責任者試験問題の過去問と解答 ダウンロードのまとめページに行ってみる)
※過去問ファイルはPDFデータです。
第三種冷凍機械責任者試験は最近非常に難化しています!!
過去問と解答だけでは合格は非常に難しくなってきています。
確実に合格に近づくために参考書や問題集による解説による理解が絶対に必要です!!
(→おすすめの参考者や過去問解説集の紹介をしています!!「未経験から始める4点セットの資格取得!!第3種冷凍機械責任者試験-②おすすめ参考書」のページを見てみる)
後、マークシート答案用紙もあります。
(→未経験から始める4点セットの資格取得!!第3種冷凍機械責任者試験-④勉強に役立つマークシート答案用紙!!のページを見てみる)
なお、勉強方法に関してはこちらのページをどうぞ!!
(→未経験から始める4点セットの資格取得!!第3種冷凍機械責任者試験-③蛍光マーカー勉強法で合格に近づく!!のページを見てみる)