第三種冷凍機械責任者試験問題!! 過去問と解答 平成24年度 保安管理技術(問1~問10)
第三種冷凍機械責任者試験問題 過去問と解答
平成24年度 保安管理技術(問1~問10)
の過去問と解答 です。
次の各問について、正しいと思われる最も適切な答をその問の下に掲げてある(1)、(2)、(3)、(4)、(5)の選択肢の中から1個選びなさい。
問1 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍の原理について正しいものはどれか。
イ. 冷媒は、冷凍装置内で熱を吸収して蒸気になったり、熱を放出して液になったりして、状態変化を繰り返す。
ロ. 蒸発器で冷媒が蒸発するときに潜熱を周囲に与える。
ハ. 冷凍装置の冷凍能力は、凝縮器の凝縮負荷よりも小さい。
ニ. 凝縮器の凝縮負荷は、凝縮器内の冷媒液から冷却水や外気に放出される熱量のことである。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) ロ、ハ (4) ロ、ニ (5) ハ、ニ
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問2 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍サイクルおよび熱の移動について正しいものはどれか。
イ. 冷凍装置の運転条件が変化しても、成績係数の値は変化することはない。
ロ. 水冷凝縮器では、冷却水温度は凝縮液冷媒の過冷却液の温度に影響を与えない。
ハ. 熱伝導は、固体内の低温端から高温端へ熱が移動する現象である。
ニ. 固体壁表面での熱伝達による伝熱量は、固体壁表面と流体との温度差と伝熱面積に正比例する。
(1) イ (2) ニ (3) イ、ロ (4) ロ、ハ (5) ハ、ニ
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問3 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、圧縮機の性能、効率などについて正しいものはどれか。
イ. 圧縮機の吸込み蒸気の比体積は、吸込み圧力が低いほど、また、吸込み蒸気の過熱度が小さいほど大きくなる。
ロ. 圧縮機の圧力比が大きくなると、断熱効率は小さくなるが、機械効率は大きくなる。
ハ. 往復圧縮機のピストン押しのけ量は、単位時間当たりのピストン押しのけ量のことで、気筒数、シリンダ容積および回転速度により決まる。
ニ. 圧縮機駆動の軸動力Pは、理論断熱圧縮動力をPth、全断熱効率をηtadとすると、
$$P=\frac{Pth}{ηtad}$$
で表される。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) ロ、ハ (4) ロ、ニ (5) ハ、ニ
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問4 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒およびブラインについて正しいものはどれか。
イ. 単成分冷媒の沸点は種類によって異なるが、沸点の低い冷媒は、同じ温度条件で比べると、一般に沸点の高い冷媒よりも飽和圧力が低い。
ロ. 冷媒ガス吸込み側に電動機を収めた密閉圧縮機では、電動機で発生する熱が冷媒に加えられて、吸込み蒸気の過熱度が大きくなるため、吐出しガス温度が高くなりやすい。
ハ. フルオロカーボン冷媒の比重は、液の場合は冷凍機油よりも大きく、漏えいガスの場合は空気よりも大きい。
ニ. ブラインは、塩化カルシウムや塩化ナトリウムのほかに、エチレングリコール系やプロピレングリコール系の無機ブラインがある。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) ロ、ハ (4) ロ、ニ (5) ハ、ニ
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問5 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、圧縮機について正しいものはどれか。
イ. 圧縮機の体積効率が小さくなると冷媒循環量は減少する。
ロ. 半密閉圧縮機および全密閉圧縮機は、圧縮機内部の点検、修理ができない。
ハ. 停止中の圧縮機クランクケース内の油温が高いと、始動時にオイルフォーミングを起こしやすい。
ニ. 圧縮機が頻繁な始動と停止を繰り返すと、駆動用電動機巻線の異常な温度上昇を招き、焼損のおそれがある。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) イ、ニ (4) ロ、ハ (5) ハ、ニ
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問6 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、凝縮器について正しいものはどれか。
イ. 水冷凝縮器の冷却管に水あかが付着すると、冷却水流速が大きくなり、熱通過率の値も大きくなる。
ロ. 水冷凝縮器と空冷凝縮器を比べると、熱通過率の値は水冷凝縮器のほうが大きい。
ハ. 蒸発式凝縮器では、空気の湿球温度が低くなると凝縮温度は高くなる。
ニ. 凝縮器に不凝縮ガスが混入すると、冷媒側の熱伝達が悪くなって、凝縮圧力が上昇する。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) イ、ニ (4) ロ、ハ (5) ロ、ニ
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問7 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、蒸発器について正しいものはどれか。
イ. ホットガス除霜は、冷却管の内部から冷媒ガスの熱によって霜を均一に融解し、霜が厚くなっても有効に除霜ができる方法である。
ロ. 大形の乾式蒸発器では、多数の伝熱管に均等に冷媒を分配させるためにディストリビュータを取り付けるが、ディストリビュータの圧力降下があるので、その分膨張弁の容量は小さくなる。
ハ. シェルアンドチューブ乾式蒸発器では、水側の熱伝達率を向上させるために、バッフルプレートを設置する。
ニ. 冷媒液強制循環式蒸発器において、液ポンプにより強制循環する冷媒液量は、蒸発器で蒸発する冷媒量だけで十分である。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) ロ、ハ (4) ロ、ニ (5) ハ、ニ
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問8 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、自動制御機器について正しいものはどれか。
イ. 蒸発器の熱負荷変動に対応して、蒸発器出口の冷媒過熱度を5K前後に制御するために、最大熱負荷に対して2倍程度の定格容量の膨張弁を選定する必要がある。
ロ. 外部均圧形温度自動膨張弁は、蒸発器やディストリビュータの圧力降下が大きな場合に利用されるが、蒸発器出口の圧力を外部均圧管で、膨張弁のダイヤフラム面に伝える構造になっている。
ハ. 温度自動膨張弁は過熱度を制御するために、蒸発器出口冷媒の温度を膨張弁の感温筒で検出する。感温筒の取付け場所としては、冷却コイル出口ヘッダが適切である。
ニ. 凝縮圧力調整弁は、凝縮器の圧力が設定圧力以下にならないように凝縮器から流出する冷媒液を絞る。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) ロ、ハ (4) ロ、ニ (5) ハ、ニ
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問9 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、附属機器について正しいものはどれか。
イ. 高圧受液器を設置することにより、冷媒設備を修理する際に、大気に開放する装置部分の冷媒を回収することができる。
ロ. 小形のフルオロカーボン冷凍装置やヒートポンプ装置に使用される小容量の液分離器では、内部のU字管下部に設けられた小穴から少量ずつ液を圧縮機に吸い込ませるものがある。
ハ. 冷凍装置に用いられる受液器には、大別して凝縮器の出口側に連結される高圧受液器と、冷媒液強制循環式で凝縮器の出口側に連結して用いられる低圧受液器とがある。
ニ. アンモニア冷凍装置の油分離器で分離された鉱油は、一般に圧縮機クランクケース内に自動返油される。
(1) イ、ロ (2) イ、ハ (3) ロ、ハ (4) ロ、ニ (5) ハ、ニ
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問10 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒配管について正しいものはどれか。
イ. 飽和温度以上に高圧液管が温められても、フラッシュガスは発生しない。
ロ. 圧縮機の吐出し管も吸込み管も管の内径が大きいほど、冷媒の流れの抵抗は小さくなる。
ハ. アンモニア冷媒配管には、真ちゅう製のバルブを取り付ける。
ニ. 冷媒蒸気中に混在している冷凍機油を戻すために圧縮機の吸込み配管径を小さくして冷媒流速を大きくすると、吸込み圧力は低下する。
(1) イ、ロ (2) イ、ニ (3) ロ、ハ (4) ロ、ニ (5) ハ、ニ
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