二級ボイラー技士 試験問題!! 過去問と解答 、解説 平成25年上期 問1~問10(ボイラーの構造に関する知識)


二級ボイラー技士 試験問題!!過去問 解答と解説


平成25年上期 問1~問10(ボイラーの構造に関する知識)

の過去問と解答、解説 です。

 

問1 次の文中の( )内に入れるA、B及びCの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。

「固体壁を通して高温流体から低温流体へ熱が伝わる程度を表す(A)率は、両側の流体と壁面との間の(B)率及び固体壁の(C)率とその厚さによって決まる。」

。。。。A       B       C

(1)熱貫流     熱伝達     熱伝導

(2)熱貫流     熱伝導     熱伝達

(3)熱伝達     熱貫流     熱伝導

(4)熱伝達     熱伝導     熱貫流

(5)熱伝導     熱伝達     熱貫流

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問2 ボイラーの容量及び効率について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 蒸気ボイラーの容量(能力)は、最大連続負荷の状態で、単位時間当たりに発生する蒸発量で示される。
  2. 蒸気の発生に要する熱量は、蒸気圧力、蒸気温度及び給水温度によって異なる。
  3. 換算蒸発量は、実際に給水から所要蒸気を発生させるのに要した熱量を、0℃の水を蒸発させて100℃の飽和蒸気とする熱量で除したものである。
  4. ボイラー効率とは、全供給熱量に対する発生蒸気の吸収熱量の割合をいう。
  5. ボイラー効率の算定にあたっては、燃料の発熱量は、一般に低発熱量を用いる。
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問3 ボイラーにおける燃焼安全装置の火炎検出器について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. フォトダイオードセルは、火炎の導電作用を利用した検出器で、ガス燃焼炎の検出に用いられる。
  2. 硫化鉛セルは、硫化鉛の抵抗が火炎のフリッカによって変化する電気的特性を利用した検出器で、主に蒸気噴霧式バーナなどに用いられる。
  3. 整流式光電管は、光電子放出現象を利用した検出器で、ガス燃焼炎の検出には適さないが、油燃焼炎の検出に用いられる。
  4. 紫外線光電管は、光電子放出現象を利用した検出器で、感度がよく安定していて、炉壁の放射による誤作動もなく、すべての燃料の燃焼炎の検出に用いられる。
  5. フレームロッドは、火炎の導電作用を利用した検出器で、点火用のガスバーナに多く用いられる。
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問4 ボイラーの吹出し装置について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 吹出し管は、ボイラー水の濃度を下げたり、沈殿物を排出するため、胴又はドラムに設けられる。
  2. 吹出し弁には、スラッジなどによる故障を避けるため、玉形弁又はアングル弁が用いられる。
  3. 小容量の低圧ボイラーの場合には、吹出し弁の代わりに吹出しコックを用いることが多い。
  4. 大型ボイラー及び高圧ボイラーでは、2個の吹出し弁を直列に設け、ボイラーに近い方を急開弁、遠い方を漸開弁とする。
  5. 連続運転するボイラーには、ボイラー水の濃度を一定に保つよう調節弁によって吹出し量を加減し、少量ずつ連続的に吹き出す連続吹出し装置が用いられる。
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問5 丸ボイラーと比較した水管ボイラーの特徴として、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 構造上、低圧小容量用から高圧大容量用に適する。
  2. 伝熱面積を大きくできるので、一般に熱効率が高い。
  3. 伝熱面積当たりの保有水量が大きいので、起動から所要蒸気発生までの時間が長い。
  4. 負荷変動によって圧力及び水位が変動しやすい。
  5. 給水及びボイラー水の処理に注意を要し、高圧ボイラーでは厳密な水管理を行う必要がある。
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問6 ボイラーに使用する計測器について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. ブルドン管圧力計は、断面がへん平な管を円弧状に曲げたブルドン管に圧力が作用すると、その圧力に応じて円弧が広がることを利用している。
  2. 差圧式流量計は、流路にオリフィスなどの絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。
  3. 容積式流量計は、だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせて回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用している。
  4. ガラス水面計は、可視範囲の最下部がボイラーの安全低水面より上方になるように取り付ける。
  5. U字管式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力を大気の圧力と比較して、その差を水柱で計る。
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問7 鋳鉄製ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 各セクションは、蒸気部連絡口及び水部連絡口の穴の部分にこう配のついたニップルをはめて結合されている。
  2. 暖房用蒸気ボイラーでは、給水管は、返り管に取り付ける。
  3. 重力式蒸気暖房返り管の取付けには、ハートフォード式連結法が多く用いられる。
  4. ウェットボトム形は伝熱面積を増加させるため、ボイラー底部にも水を循環させる構造となっている。
  5. 鋼製ボイラーに比べ、強度は強いが腐食に弱い。
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問8 ボイラーに空気予熱器を設置した場合の利点として、誤っているものは次のうちどれか。

  1. ボイラーの効率が上昇する。
  2. 燃焼状態が良好になる。
  3. 炉内伝熱管の熱吸収量が多くなる。
  4. 水分の多い低品位燃料の燃焼効率が上昇する。
  5. 乾き度の高い飽和蒸気を得ることができる。
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問9 ボイラーの自動制御について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. シーケンス制御は、操作の結果得られた制御量の値を目標値と比較し、それらを一致させるように訂正動作を繰り返し制御を行う。
  2. オンオフ動作による制御は、制御偏差の値により操作量が二つの定まった値のいずれかをとり制御を行う。
  3. 比例動作による制御は、偏差の大きさに比例して操作量を増減するように動作し制御を行う。
  4. ハイ・ロー・オフ動作による制御は、2段階に分けた設定圧力によって高燃焼状態と低燃焼状態及び燃焼停止の制御を行う。
  5. 積分動作による制御は、制御偏差量に比例した速度で操作量を増減するように動作するもので、オフセットが現れた場合にオフセットがなくなるように制御を行う。
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問10 ボイラーに使用される次の管類のうち、伝熱管に分類されないものはどれか。

  1. 煙管
  2. 水管
  3. 蒸気管
  4. 過熱管
  5. エコノマイザ管
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