二級ボイラー技士 試験問題!! 過去問と解答、解説 平成29年上期 問11~問20(ボイラーの取扱いに関する知識)
二級ボイラー技士 試験問題!!過去問 解答と解説
平成29年上期 問11~問20(ボイラーの取扱いに関する知識)
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問11 ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整及び試験について、誤っているものは次のうちどれか。
- 安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。
- ボイラー本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整し、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができる。
- エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整する。
- 最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
- 安全弁の手動試験は、常用圧力の75%以下の圧力で行う。
問12 ボイラーのたき始めに燃焼量を急激に増加させてはならない理由として、適切なものは次のうちどれか。
- 高温腐食を起こさないため。
- ホーミングを起こさないため。
- スートファイヤを起こさないため。
- ウォータハンマを起こさないため。
- ボイラー本体の不同膨張を起こさないため。
問13 ボイラーの運転を停止し、ボイラー水を全部排出する場合の措置として、誤っているものは次のうちどれか。
- 運転停止のときは、ボイラーの水位を常用水位に保つように給水を続け、蒸気の送り出しを徐々に減少する。
- 運転停止後は、ボイラーの蒸気圧力がないことを確かめた後、給水弁及び蒸気弁を閉じる。
- 運転停止後は、ボイラーの蒸気圧力がないことを確かめた後、給水弁及び蒸気弁を閉じる。
- 給水弁及び蒸気弁を閉じた後は、ボイラー内部が真空にならないように、空気抜き弁を開いて空気を送り込む。
- ボイラー水の排出は、ボイラー水がフラッシュしないように、ボイラー水の温度が100℃以下になってから吹出し弁を開いて行う。
問14 次のうち、ボイラー水の脱酸素剤として使用される薬剤のみの組合せはどれか。
- 塩化ナトリウム りん酸ナトリウム
- りん酸ナトリウム タンニン
- 亜硫酸ナトリウム 炭酸ナトリウム
- 炭酸ナトリウム りん酸ナトリウム
- 亜硫酸ナトリウム タンニン
問15 ボイラー水の間欠吹出しについて、誤っているものは次のうちどれか。
- 炉筒煙管ボイラーの吹出しは、ボイラーを運転する前、運転を停止したとき又は燃焼が軽く負荷が低いときに行う。
- 鋳鉄製蒸気ボイラーのボイラー水の一部を入れ替える場合は、燃焼をしばらく停止しているときに吹出しを行う。
- 水冷壁の吹出しは、運転中に行ってはならない。
- 吹出し弁を操作する者が水面計の水位を直接見ることが出来ない場合は、水面計の監視者と共同で合図しながら吹出しを行う。
- 吹出し弁が直列に2個設けられている場合は、漸開弁を先に開き、次に急開弁を開いて吹出しを行う。
問16 ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因となる事項として、誤っているものは次のうちどれか。
- 気水分離器が閉塞している。
- 不純物により水面計が閉塞している。
- 吹出し装置の閉止が不完全である。
- 蒸気を大量に消費した。
- 給水弁の操作を誤って閉止にした。
問17 ボイラーの点火前の点検・準備について、誤っているものは次のうちどれか。
- 水面計によってボイラー水位が高いことを確認したときは、吹出しを行って常用水位に調整する。
- 験水コックがある場合には、水部にあるコックを開けて、水が噴き出すことを確認する。
- 圧力計の指針の位置を点検し、残針がある場合は予備の圧力計と取り替える。
- 水位を上下して水位検出器の機能を試験し、設定された水位の下限において正確に給水ポンプの停止又は調節弁の開閉が行われることを確認する。
- 煙道の各ダンパを全開にしてファンを運転し、炉及び煙道内の換気を行う。
問18 ボイラーのスートブローについて、誤っているものは次のうちどれか。
- スートブローは、主としてボイラーの水管外面などに付着するすすの除去を目的として行う。
- スートブローの蒸気は、ドレンを抜き乾燥したものを用いる。
- スートブローは、燃焼量の低い状態のときに行う。
- スートブローは、一箇所に長く吹き付けないようにして行う。
- スートブローを行ったときは、煙道ガスの温度や通風損失を測定して、その効果を確かめる。
問19 単純軟化法によるボイラー補給水の軟化装置について、誤っているものは次のうちどれか。
- 軟化装置は、補給水を強酸性陽イオン交換樹脂を充填したNa塔に通過させるものである。
- 軟化装置は、水中のカルシウム及びマグネシウムを除去することができる。
- 軟化装置による処理水の残留硬度は、貫流点を超えると著しく減少してくる。
- 軟化装置による処理水の残留硬度が貫流点に達したら、通水を止め再生操作を行う。
- 軟化装置の強酸性陽イオン交換樹脂の交換能力が低下した場合は、一般に食塩水で再生を行う。
問20 ボイラーのガラス水面計の機能試験を行う時期として、誤っているものは次のうちどれか。
- 点火前に残圧がない場合は点火直前。
- 二組の水面計の水位に差異を認めたとき。
- ガラス管の取替えなどの補修を行ったとき。
- 取扱い担当者が交代し次の者が引き継いだとき。
- プライミングやホーミングが生じたとき。
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