二級ボイラー技士 試験問題!! 過去問と解答 、解説 平成27年上期 問1~問10(ボイラーの構造に関する知識)


二級ボイラー技士 試験問題!!過去問 解答と解説


平成27年上期 問1~問10(ボイラーの構造に関する知識)

の過去問と解答、解説 です。

 

問1 温度及び圧力について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. セルシウス(摂氏)温度は、標準大気圧の下で、水の氷点を0℃、沸点を100℃と定め、この間を100等分したものを1℃としたものである。
  2. セルシウス(摂氏)温度t[℃]と絶対温度T[K]との間にはT=t+273の関係がある。
  3. 760mmの高さの水銀柱がその底面に及ぼす圧力を標準大気圧といい、1013hPaに相当する。
  4. 圧力計に表れる圧力を絶対圧力といい、その値に大気圧を加えたものをゲージ圧力という。
  5. 蒸気の重要な諸性質を表示した蒸気表中の圧力は、一般に絶対圧力で示される。
→答はこちらをクリック

 

問2 ボイラーの燃焼室、伝熱面及び燃焼装置について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 燃焼室は、燃料を燃焼し熱を発生する部分で、火炉ともいわれる。
  2. 燃焼装置は、燃料の種類によって異なり、液体燃料、気体燃料及び微粉炭にはバーナが、一般固体燃料には火格子などが用いられる。
  3. 燃焼室は、供給された燃料を速やかに着火、燃焼させ、発生する可燃ガスと空気との混合接触を良好にして完全燃焼を行わせる部分である。
  4. 燃焼室は、加圧燃焼方式の場合は開放構造になっている。
  5. 高温ガス通路に配置され、主として高温ガスとの接触によって受けた熱を水や蒸気に伝える伝熱面は、接触伝熱面といわれる。
→答はこちらをクリック

 

問3 ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. ディフューザポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、高圧のボイラーには多段ディフューザポンプが用いられる。
  2. 渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、一般に低圧のボイラーに用いられる。
  3. インゼクタは、蒸気の噴射力を利用して給水するものである。
  4. 給水逆止め弁には、アングル弁又は玉形弁が用いられる。
  5. 給水内管は、一般に長い鋼管に多数の穴を設けたもので、胴又は蒸気ドラム内の安全低水面よりやや下方に取り付ける。
→答はこちらをクリック

 

問4 水管ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 自然循環式水管ボイラーは、高圧になるほど蒸気と水との密度差が大きくなり、ボイラー水の循環力が強くなる。
  2. 強制循環式水管ボイラーでは、ボイラー水の循環系路中に設けたポンプによって、強制的にボイラー水の循環を行わせる。
  3. 二胴形水管ボイラーは、炉壁内面に水管を配した水冷壁と、上下ドラムを連絡する水管群を組み合わせた形式のものが一般的である。
  4. 高圧大容量の水管ボイラーには、炉壁全面が水冷壁で、蒸発部の接触伝熱面がわずかしかない放射形ボイラーが多く用いられる。
  5. 貫流ボイラーは、管系だけで構成され、蒸気ドラム及び水ドラムを要しないので、高圧ボイラーに適している。
→答はこちらをクリック

 

 問5 温水ボイラーの温度制御に用いるオンオフ式温度調節器(電気式)について誤っているものは次のうちどれか。

  1. 温度調節器は、調節器本体、感温体及びこれらを連結する導管で構成される。
  2. 感温体内の液体には、一般にトルエン、エーテル、アルコールなどが用いられる。
  3. 感温体は、ボイラー本体に直接取り付けるか、又は保護管を用いて取り付ける。
  4. 保護管を用いて感温体を取り付ける場合は、保護管内にシリコングリスを挿入してはならない。
  5. 温度調節器は、一般に調節温度の設定及び動作すき間の設定を行う。
→答はこちらをクリック

 

問6 次の文中の( )内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。

「炉筒煙管ボイラーの管ステーは、(A)よりも肉厚の鋼管を(B)に溶接によって取り付けるか、又はその鋼管の両端にねじを切り、これを(B)に設けたねじ穴にねじ込んで取り付ける。」

。。。A       B

(1)煙管      管板

(2)煙管      胴板

(3)管板      煙管

(4)胴板      煙管

(5)胴板      管板

→答はこちらをクリック

 

問7 ボイラーの送気系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 主蒸気弁に用いられる仕切弁は、蒸気の流れが弁体内部でS字形になるため、抵抗が大きい。
  2. 減圧弁は、発生蒸気の圧力と使用箇所での蒸気圧力の差が大きいとき又は使用箇所での蒸気圧力を一定に保つときに設けられる。
  3. 気水分離器は、蒸気と水滴を分離するため、胴又はドラム内に設けられる。
  4. 蒸気トラップは、蒸気の使用設備内にたまったドレンを自動的に排出する装置である。
  5. 長い主蒸気管の配置に当たっては、温度の変化による伸縮を自由にするため、湾曲形、ベローズ形、すべり形などの伸縮継手を設ける。
→答はこちらをクリック

 

問8 ボイラーに使用する計測器について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. ブルドン管圧力計は、ブルドン管に蒸気が直接入らないように、水を入れたサイホン管などを用いて胴又は蒸気ドラムに取り付ける。
  2. 面積式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。
  3. 容積式流量計は、だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、流量が、歯車の回転数に比例することを利用している。
  4. 二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見える。
  5. U字管式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力と大気圧との差圧を水柱で示す。
→答はこちらをクリック

 

問9 ボイラーの自動制御について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. シーケンス制御は、あらかじめ定められた順序に従って、制御の各段階を順次進めていく制御である。
  2. オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼、燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  3. ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼、燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  4. 比例動作による制御は、偏差が変化する速度に比例して操作量を増減するように動作し制御を行う。
  5. 積分動作による制御は、偏差の時間的積分に比例して操作量を増減するように動作し制御を行う。
→答はこちらをクリック

 

問10 暖房用鋳鉄製蒸気ボイラーにハートフォード式連結法により返り管を取り付ける目的は、次のうちどれか。

  1. 蒸気圧力の異常な昇圧を防止する。
  2. 熱伝達率を向上させる。
  3. 不純物のボイラーへの混入を防止する。
  4. 低水位事故を防止する。
  5. 燃焼効率を向上させる。
→答はこちらをクリック

 

二級ボイラー技士の過去問はダウンロードも出来ますのでプリントして勉強するのも非常にオススメです。

(→二級ボイラー技士 過去問と解答  まとめページに行ってみる)

後、マークシート答案用紙もあります。

→未経験から始める4点セットの資格取得!!二級ボイラー技士-⑤勉強に役立つマークシート用紙!!のページを見てみる

過去問だけでもある程度は大丈夫かもしれません。が、確実に合格するには参考書や問題集の解説による理解が必要です!!

→おすすめの参考書の紹介をしています!!「未経験から始める4点セットの資格取得!!二級ボイラー技士-③試験に向けて」のページを見てみる

なお、勉強方法に関してはこちらのページをどうぞ!!

→未経験から始める4点セットの資格取得!!二級ボイラー技士-④蛍光マーカー勉強法!!を見てみる